サッカーでレギュラーになれない

大好きなサッカーをしていて、壁にあたることが、レギュラーになれないことです。フットサルもサッカーも、共通点はボールを蹴るスポーツということです。そこに、違いはありません。サッカーが好きな多くの人は、フットサルが好きですし、フットサルが好きな人も同じようにサッカーが好きです。そして、そのサッカーで、レギュラーの座を獲得できずに苦しむ学生が多くいます。

メンタル面を強化してレギュラーを獲得する

では、なぜレギュラーになれないのでしょうか。やはり、原因となる重要な部分がメンタルの面です。たとえ、一生懸命練習していたとしても、チームが既に出来上がっている場合は、なかなかレギュラーで試合にでることが難しいです。どんなに頑張っても、レギュラーになれないということで、諦めてしまう学生児童が少なくありません。特に、まだ発達段階の学校児童の場合は、忍耐力をつけることが難しく、簡単に諦めてしまいがちです。

そこで、親や監督などの大人たちは、メンタル面で子供たちをフォローする必要があります。若いプレイヤーたちが、簡単に諦めないように一緒に考えてあげてください。なぜ、自分はレギュラーになれないのか、何が足りないのかを、とことん話し合いましょう。そして、今は報われない時期かもしれないけれども、努力し続ければ、成果が出ることを励まし伝えてください。とくに、若い世代は、人生経験も浅く、その後のことが予想できない傾向にあります。なので、練習メニューやプレイ方法をこちらから提案してあげ、一緒にスキルの向上を目指していきましょう。そして、少々の壁にも屈することなく、努力の大切さやメンタル面の重要さを教えてあげましょう。サッカーを通して、人としての成長を促してあげてください。

子供たちの中には、練習では才能を発揮できるのに、試合になると本来の力を存分に発揮できない子もいます。そのような生徒も、やはり自身のメンタル面が影響していることが多いです。試合になると極度の緊張から、思うように体が動かず、味方にも迷惑をかけてしまい、レギュラーの座を奪われてしまうこともあります。

そこで、このような子は緊張を解く必要があります。ここで、重要なことは深呼吸です。試合前に精神を整えるため、深呼吸させてみましょう。深い呼吸はリラックス効果があり、極度のストレスを和らげる効果があります。また、深呼吸だけでなく、試合までの過ごし方、食事やウォーミングアップも大切です。適度に体を動かして、なるべく自然体のリラックスした状態になるように努めましょう。さらに、試合後でもいいので、なぜ緊張するのかを話し合ってみてください。ここで、重要なことは、無理に緊張を抑えようと考えないことです。緊張をなくそうと思えば思うほど、反対に緊張していきます。

緊張はするものだと思いましょう。ある程度の緊張は、逆にあった方がいいプレーができることもあります。ある程度の緊張感を持てば、自分の体に集中して力を発揮できることもあります。ただし、極度の緊張は要注意です。解く方法は、先ほども申し上げたとおり、呼吸法です。深く呼吸することで、心拍数を下げることができます。試しに、息を吸う時間に対して、息を吐く時間を2倍の長さにしてみてください。3つ数えて息を吸ったら、6つ数えて息を吐くようにすると、徐々に心拍数が下がり、緊張もほぐれていきます。

親は熱狂的になるだけでなく、冷静に子供のプレーを見る

熱心な親ほど、子供のプレーに熱が入りがちです。そうなると周りが見れなくなってしまいます。なぜ、自分の子供がレギュラーになれないのか、不満ばかり言ったりします。それが原因で他の子供の親との関係も悪化することにもなります。いくら、コーチや他の親に不満を言っても、自分の子供がレギュラーになれるとは限りません。むしろ、逆効果に働くことも十分あります。自分の子供がレギュラーになれないことに、不満ばかり言うのでなく、冷静に子供のサッカーを見てください。なぜ、自分の息子または娘がサッカーでレギュラーになれないのか、冷静に研究してみましょう。

自分の子供を見るだけじゃありません。うまい子のプレーを見て、自分の子供とどこが違うのか考えましょう。このときに、重要なのは、うまい子のプレーを見て、親自身が「無理だ」と諦めないことです。ここで、親が諦めたら、子供のプレーに大きく影響します。その親の子も、諦めてしまうでしょう。そこは、ぜひ前向きにとらえましょう。同年代の子供だから、自分の子供にもできるはずだと考えます。この熱意は持ちましょう。負の熱ではなく、ポジティブな熱意を見せてください。「お父さんも諦めないから、一緒に練習しよう」くらいな言葉をかけてあげましょう。そうすれば、その子は諦めない力が生まれます。

それが、人としても成長させます。人生の大一番で力を発揮する人間になるでしょう。精神面でのサポートはお父さんやお母さんがしっかりと担当しなければいけません。これは、必ず子供のサッカープレイにも出てきます。この考え方がレギュラーへの道なのです。うまい子供のプレーを見て、どこがうまいのかを正確にとらえます。また、自分の子供がプレー中にミスをするときは、責めるばかりでなく、どういうときにミスをしやすいのか冷静に見て、後で教えてあげましょう。一つ一つの修正が上達への近道です。

サッカーでレギュラーを勝ち取るために練習メニューは大事

サッカーで上達するには、目的意識が非常に重要です。プロになりたい、日本代表になりたい、強いクラブチームに入りたい、選抜に受かりたいなど、なんでもいいので目標を持ち、サッカーをすることで上達することができます。今所属しているチームのレギュラーになりたいなど、明確な目標を持てれば、生徒は努力するようになります。自分はレギュラーになるんだと、しっかり思えば、メンタル強化にもなり、少々の困難にもめげることがなくなります。なので、たとえ今はレギュラーになれなくても、自分のサッカーは必ず上達すると信じて、前向きに取り組むことができるのです。

そして、強いメンタルを養いつつ、練習メニューにも注意する必要があります。その子の長所と短所をとらえましょう。足が速いのか、ボールコントロールがいいのか、ボディバラスがあるのか、フィジカルが強いのかなど、選手の特性をとらえます。そして、監督やコーチは、その子に何を求めているのかを考えらえるといいでしょう。こうして、客観的に子供を見つめ、練習メニューに取り入れていきます。ボールコントロールができていないなら、ドリブルなどでコントロールを養い、ボディバランスを良くするには体幹も鍛える。常に、求めるスキルを逆算しながら練習を考えましょう。サッカーでレギュラーを勝ち取るには、監督やコーチの意図を読み解く力も必要です。たとえ、才能があったとしても、監督やコーチが求める戦術を実行できない選手は、試合に出る機会を減らされてしまいます。不平や不満を言っては、人から評価されないのです。

サッカーやフットサルをする上で、大切なことは基礎力です。とくに、小学生や中学生のうちに、どんな戦術にも対応できるように、キックやドリブル、ボールを止めるなどの基礎技術を上達させておく必要があります。いくら立派な目標を持っていたとしても、それだけで飛躍的にサッカーが上達してレギュラーが取れるほど、サッカーやフットサルは甘いスポーツではなりません。やはり、そこでは止める・蹴る・運ぶといった基礎技術は必要であり、これらを徹底的に練習する必要があります。基礎技術がしっかり身につけば、基礎技術を利用してさらに発展したプレーもできるのです。

サッカーでレギュラーを取るための、まとめ

以上のように、サッカーでレギュラーを取る方法をお伝えしてきました。まず必要なことは、高い目標意識、そして諦めない心、さらには基礎技術です。しっかりとした明確な目標を持つことで、がんばる意識がつきます。絶対に目標を達成させるという諦めない前向きな気持ちを持つことで、様々な困難も越えていきます。そして、スキルをつけていくためには、基礎技術が必要です。この、基礎技術というのは、意識を持った練習が必要になります。